日当たりも考慮して暑さ・寒さ対策をする

住宅密集地は部屋によって冬に日が当たらないことも

注文住宅に設備を効果的に設置するには、立地や季節、日当たりなど様々な条件を考慮する必要があります。例えば、二階建てや三階建ての住宅が立ち並ぶ住宅密集地は、冬場に日が当たりにくく、洗濯物が乾くまでに時間が掛かったり、長い期間床暖房やヒーター、コタツを使った寒さ対策が不可欠となることもあります。

また、冬場の天候や気温によって毎月の暖房費用が嵩んでしまうケースもあるため、経済的な負担にも気を使って上手く設備を選択することが大事です。最近では、日当たりがあまり良くない部屋に適した暖房設備を扱っている住宅業者もあるため、早いうちから評判が良いメーカーの設備の機能や扱いやすさ、電気代など気になるポイントを確認してみましょう。

例年真夏日が多い地域なら高性能のエアコンを導入しよう

例年真夏日を観測する日が多い地域に注文住宅を建てたい時は、短時間で室内が涼しくなるエアコンを導入するのがおすすめです。特に、小さな子どもやお年寄りが夏場に快適に生活をするには、エアコンの性能の良し悪しが重要となるため、住宅業者に希望条件に合う製品を提案してもらうと良いでしょう。

周りに住宅が少ない地域では、日中に室内の温度が急激に上昇することもあり、熱中症を予防するためにこまめなエアコンの使用だけでなく、厚手のカーテンを使って直射日光をカットするなどの対策も必要です。その他、リビングや寝室、食卓といった家族が集まるところや、長い時間を過ごすところを中心に数年おきにエアコンの買い替えを検討するのも有効です。