家族の生活動線を把握して間取りを決める

生活動線は暮らしやすさに直結する

注文住宅の間取り設計をするときには家族一人一人の生活動線を考慮するのが大切です。家族がそれぞれ家の中でどのような行動をしているかを考えたことがあるでしょうか。動線が話題になるときに最も重要視されるのは家事動線です。家事を担当している人が洗濯や掃除、料理などをするのに無駄な動きがないようにするとストレスが軽減されます。効率的に必要な家事を進められるので、時間的にも余裕が生まれて生活をより豊かなものにすることが可能です。ただ、生活動線は家族の接点を決める重要な要素でもあります。家に帰ってきたら自室に直行する人もいれば、まずはリビングに行く人もいるでしょう。このような動線を把握すると家族関係を良好にする住宅にできます。

間取り設計で生活動線を考慮するときのコツ

間取り設計で生活動線を考慮したいと思ったなら、優先順位を付けるのが大切です。注文住宅の間取り設計は無限大の自由があります。生活動線を考えて設計したいと思ったときにも多数の候補が考えられるので、いかにして絞り込むかが重要なポイントです。家族全員の生活動線を考えると、それぞれの動き方も活動時間も違って接点を増やすのが難しい場合もあります。逆にあえて接点を作らずに、お互いに干渉しないことを望む場合もあるでしょう。かなり複雑さがあるので、生活動線を考慮するときには重要なポイントを3つくらいに絞り込みましょう。家事動線を短くしたり、親子の接点を多くしたりするのが新しい住まいで生活する上で魅力的な考慮点です。