家族構成に合わせトイレの数を設置する

複数トイレで家族が暮らしやすい我が家に

せっかくの注文住宅だからこそ、トイレの数にも気を配った設計を考えてみるのもおすすめです。複数人の家族で暮らす場合、使いたい時に使えない可能性がありますし、忙しい朝の時間帯にトイレの奪い合いが発生することも考えられます。また、介護が必要な高齢者や小さな子どもがいると、スムーズにトイレが空かず不便が生じることもあるでしょう。1つのトイレで問題なく暮らしてきた人からすれば、自宅にいくつも要らないと感じられるかもしれませんが、いざ作ってみるとやはり便利だったという意見も少なくありません。後からではなかなか追加をしづらい設備でもありますので、注文住宅を設計する段階から組み込んでいくのが良いのではないでしょうか。

トイレを増やす時の注意ポイント

トイレを追加するにあたり注意したいこともあります。ひとつは音の問題で、設置場所によっては水を流す音が気になってしまう可能性が考えられます。特に早朝深夜は音が響きやすく、睡眠を妨げられる場合もあるでしょう。数を増やそうとすると設計上、トイレとの距離感も近くなってしまいやすいため、設置場所への工夫や、万全の防音対策を併せて考えることが大切です。

掃除の手間が増える点にも気を付けましょう。便利な一方で、管理の負担が増してしまいますし、水まわりは掃除の手間もかかりやすいものです。そのため複数トイレを考える場合は、掃除のしやすいタンクレスタイプにする、汚れが付きにくい床材や壁紙を使うなどの工夫を講じた方が良いかもしれませんね。